B&W 706 S2 レビュー【購入→開封画像→50時間後の音質】

良い音質の音楽を流すべく、B&Wのスピーカー705 S2・706 S2・707 S2シリーズの中から706 S2を購入してみました。

今回はB&W 706 S2 レビューとしまして、商品購入・到着からの開封画像・ファーストインプレッションからの50時間後の音質レビュー、そして最後にはオチというか進展もあります。

新品のB&W 706 S2は最初は高音がシャカシャカ・シャリシャリ、低音はボワンボワンでしたが、鳴らし始めて20時間が過ぎた辺りから第一変化が起き始めました。

最初の数時間は大金をかけたことを後悔するレベルの冴えない音でしたが、30時間が過ぎたあたりからは鳥肌物のギターサウンドを奏でるようになっています!

※このページの情報は執筆時かつ、一般人の筆者の主観的レビューになります。

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B&W 706 S2 の主な仕様

  • メーカー:B&W(Bowers & Wilkins バウワース アンド ウィルキンス)
  • メーカーの国:イギリス
  • 発売時期:2017年
  • 定価or初期価格帯:23万3千円

B&Wのスピーカー「706 S2」購入

個人的に初の高級スピーカー 706 S2 が自宅に到着しました。

【B&W 706 S2 レビュー】スピーカー「706 S2」が自宅に到着!

B&W 706 S2 開封画像

まずダンボールを開封すると注意書きの紙とバスレフポートに詰めて低音の量を調節するためのスポンジがお目見えしました。

【B&W 706 S2 レビュー】注意書きの紙とバスレフポートに詰めて低音の量を調節するためのスポンジ

こちらは取説です。取説は「705 S2・706 S2・707 S2」共通のようです。

【B&W 706 S2 レビュー】取説は「705 S2・706 S2・707 S2」共通

取説の裏側です。B&Wの正式名称「Bowers & Wilkins」(バウワース アンド ウィルキンス)と書かれています。

【B&W 706 S2 レビュー】B&Wの正式名称「Bowers & Wilkins」

固定されている発泡スチロールを外すとスピーカー2台がお目見えです。

【B&W 706 S2 レビュー】スピーカー2台がお目見え

下側も発泡スチロールでガッチリ固定されていたので、角と角を持って慎重に取り出しました。

【B&W 706 S2 レビュー】箱から出す

スピーカーを出すと前面を保護する薄いプラスチック系の素材とサランネットが付いています。

【B&W 706 S2 レビュー】前面を保護する薄いプラスチック系の素材とサランネット

上部から見るとローズナットカラーの天然の木目が美しいです。

【B&W 706 S2 レビュー】ローズナットカラーの天然の木目が美しい

背面のバスレフポートとスピーカーケーブル用の端子です。

【B&W 706 S2 レビュー】背面のバスレフポートとスピーカーケーブル用の端子

前面はシルバーが印象的です。

高さは約34cm、横幅は約20cm、奥行きは約30cmです。

【B&W 706 S2 レビュー】前面はシルバーが印象的

B&W 706 S2 各部位の拡大画像

25mmのカーボン・ドームツイーターです。正式名称は「デカップルド・カーボン・ドーム・ハイ・フリケンシー」というようです。

【B&W 706 S2 レビュー】25mmのカーボン・ドームツイーター

「コンティニュアム・コーン・ベース」という名前のシルバーカラーが印象的な165mmのウーハーです。

【B&W 706 S2 レビュー】「コンティニュアム・コーン・ベース」165mm

端子とジャンパープレートはシルバーカラーのメッキですが、ロジウムメッキでしょうか。

【B&W 706 S2 レビュー】端子はシルバーのメッキ

バスレフポートのアップ画像です。

【B&W 706 S2 レビュー】バスレフポートのアップ画像

バスレフポートの中をのぞくと内側からツイーターが見えます。

【B&W 706 S2 レビュー】バスレフポートの中をのぞくと内側からツイーター

バスレフポートに詰めるスポンジは分離できるようになっているので、低音の量を2段階で調整できるようになっています。

【B&W 706 S2 レビュー】バスレフポートに詰めるスポンジは分離できる

高域と低域を繋ぐジャンパープレートもシルバーカラーのメッキでコーティングされています。

【B&W 706 S2 レビュー】ジャンパープレートもシルバーカラーのメッキでコーティング

B&W 706 S2 設置後

この時点の自分のオーディオシステムにそのまま設置してみました。スピーカーの下は6mmの御影石ボード+袋ナット4点です。

【B&W 706 S2 レビュー】そのまま設置

サイドからはこのように見えます。

【B&W 706 S2 レビュー】サイドから

この画像のスピーカーケーブルはZONOTONE(ゾノトーン)の「6NSP-1500 Meister」(高域)と「6NSP-Granster 2200α」(低域)です。

【B&W 706 S2 レビュー】スピーカーケーブルはZONOTONE

B&W 706 S2自宅で初の音出し

B&W「CM5 S2」の後継機にあたる「706 S2」を早速聴いてみました。

最初は前のスピーカー(上海問屋製1本1万円)との違いが際立つように直前まで長いこと聴いていた中華中心の構成↓でそのまま聴いてみます。

  • PC(M.2 SSDのゲーミングノートPC)
  • → HUD-mini(DDCとして使用)
  • → DAC-01A(CS4398中華真空管DAC)
  • → 低域(真空管出力):SMSL SA-80
  • → 高域(OPA2604出力):TEAC A-R630MKII

※低域がデジタルアンプで高域がアナログアンプですが、SA-80はデジアンらしからぬ音で、さらにDAC-01Aによる真空管出力なのでより一層アナログっぽい音になっています。

この時のケーブル類はベルデンの自作中心です。

再生プレーヤーはfoobar2000(WASAPI)で、音源はボン・ジョヴィ「This House Is Not For Sale (Deluxe)」「New Jersey(Deluxe Edition)」の購入したハイレゾ音源(24/96)と、メタリカ「ガレージ・インク」のCDを24/96にハイレゾ化した音源を中心に聴いています。

B&W 706 S2 新品開封直後の音質 第一印象

  • 高音がシャンシャン、シャカシャカ、シャリシャリ
  • 低音がボワンボワンで緩い
  • 乾いたような音
  • 音に厚みがない(全く同じ機材とセッティングでの上海問屋の1本1万円のスピーカーより厚みがない)
  • ボーカルが全く前に出てこない(歌手が1.5m~2m先で歌ってる感じ)
  • ロックを聴いた自分の感覚的には高音は最初から刺さらない(B&Wのスピーカーは高音が鋭いというレビューをよく見かけたので意外でした)
  • 刺激は少ない音といった印象
  • 全体的に優等生といった感じ

「706 S2」を聴いた第一印象を自分が聴いてきたイヤホンで例えると、ボン・ジョヴィやメタリカを低音が多いダイナミック型イヤホン「Miles Davis Tribute MH MLD IE」ばかりで聴いていて、初めてBA型のイヤホン「Creative Aurvana In-Ear 3」を聴いた時の感覚に似ています。

BA型のイヤホンは音がすごく軽く、変なエコーが掛かっているように感じられ、シャカシャカと大げさに表現するとラジオの音ような印象でした。新品開封直後の「706 S2」の高音の鳴り方はその感覚に少し似ていました。

上海問屋のスピーカーで感じたギターの熱い粘りっこさは無く、乾いたような音がします。

※追記:自分はクラシックやオーケストラを全く聴かないタイプでしたが、後に勉強も兼ねて映画音楽のハイレゾ音源(24/192)「ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション・プレミアム」を聴いたところロックやR&Bでは感じない高音の刺さりと聴き疲れをやや感じました。

ですので、新品開封直後エージングなし状態でオーケストラを聴いていたら高音がもっと刺さるように感じたと思われます。

20時間過ぎから明らかに音の鮮度がアップ!

鳴らし始めて20時間が過ぎたあたりで音の鮮度が明らかに上がっていることに気付きました。

「706 S2」の説明書にも最低限のエージングとして「15時間は鳴らして」と書いてあるので、正にドンピシャな感じです。

B&W 706 S2 を50時間以上鳴らした後の音質レビュー

50時間以上鳴らしたB&W 706 S2 の高音は最初より落ち着き、音の厚みも最初の印象よりはかなり出ています。

全体的にまとまってきた感はかなり感じますが、高音のシャカシャカとした印象はそれほど変わっていません。

音の鮮度や分離感は、開封直後とは雲泥の差で高まっています。

706 S2はボーカル(音声)が全く前に出てこない

ロック好きとしては最初この点が一番引っかかったのですが、ボーカルがかなり引っ込んで離れた位置から聴こえます。

購入前に見たレビュー等でのB&Wの音のイメージは

  • 解像度が高い
  • 寒色系
  • 無機質な音(モニター系)
  • 鋭い高音・緩い低音・引っ込んだ中音が特徴
  • クラシック向き

といったイメージを持っていたのでボーカルが前に出てこないことは想定していましたが、自宅で実際に聴いた706 S2は想定以上にボーカルが遠い印象でした。

引っ込んでいると言っても他の楽器の音に埋もれている訳ではなく、第一印象と同じく自分の2mぐらいでボンジョビが歌っている感覚です。

※自分のオーディオ環境はデスクトップオーディオに近い形でスピーカー間は1.4mでスピーカーから耳までの距離は1.5mほどのニアフィールドな三角形ですが、歌声はスピーカーとスピーカーの中間のやや後方(自分から見たらスピーカーより少し前方)から聴こえてきます。

706 S2 はバスレフポートから緩く遅い低音がかなり出る

B&W 706 S2 は中華デジアンSMSL SA-80を低域に使用したシステムではバスレフから出る低音がもわ~んとゆる~く部屋を漂い音楽全体から外れて(遅れて)しまっている感覚です。

※同条件で聴いた上海問屋の1本1万円のスピーカーと比較しても低音(特にバスドラの締まり)が緩く感じます。

706 S2 は高音の伸びが気持ちいい

706 S2の高域はスーっと伸び切り凄く気持ちいい高音に感じます。

B&Wのスピーカーは高域の伸びが鋭いため、ハマらない人には痛く聴くに堪えない高音で、ハマる人には堪らなく気持ちいい高域という印象を持っていましたが、自分はどうやらハマるタイプだったみたいです。

706 S2 は解像度が高く寒色ゆえに音のバラバラ感を感じる

706 S2は解像度(音の分離感や音数の多さ)は凄く高いと感じます。

しかし、音と音が離れ離れにあちこちに向かってバラバラに鳴っているといった印象が拭えません。

706 S2は寒色系ということも相まって、まとまりがない無機質な音がただ鳴っているとさえ感じられる時があります。

しかし、同時期に購入したKT88プッシュプルの真空管アンプで鳴らした706 S2の音は全くの別の音に変貌しています。

KT88真空管アンプで706 S2の音が変貌

706 S2と時を同じくして購入したKT88プッシュプルの真空管アンプCAV「T-88a」によって、自分が感じた706 S2特有の音のバラバラ感が病みつきになる強烈な音に変貌しています。

この音についてはCAV「T-88a」のレビュー記事で詳しく書いていますが、ここでも簡単に表現しますと、CAV「T-88a」で鳴らす「706 S2」の音は、音のバラバラ感はそのままに、音と音の間を粘りっこいエネルギーが繋いでいるかのような密度の高い不思議な、そして物凄く躍動感のある気持ちいい音に変貌しました。

※この組み合わせの音が好きではない方はノイジーな騒がしい音と感じそうな独特な音です。

次の記事では、そんな706 S2の音を変貌させたCAV「T-88a」のレビューを書いてみます。

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