【B&W 706 S2 レビュー】購入→開封画像→50時間後の音質→さよなら

【B&W 706 S2 レビュー】購入→開封画像→50時間後の音質→さよなら

個人的には家にいる時はずっと音楽を流しているので抜群に良い音質の音楽を流すべくピュアオーディオの世界に足を踏み入れ「CM5 S2」の後継機にあたるB&Wの最新スピーカー「706 S2」を購入してみました。

今回は【B&W 706 S2 レビュー】としまして、商品到着からの開封画像・ファーストインプレッション(第一印象)・50時間後の音質レビュー、そして最後にはオチというか進展もあります。

新品のB&W 706 S2は最初は高音がシャカシャカシャリシャリ、低音はボワンボワンでしたが、鳴らし始めて20時間が過ぎた辺りから第一変化が起き始めました。

最初の数時間は大金をかけたことを後悔するレベルの冴えない音でしたが、30時間が過ぎたあたりからは鳥肌物のギターサウンドを奏でるようになっています!

B&Wの最新スピーカー「706 S2」新品購入→到着

B&W「706 S2」購入までの流れはこちらに書いています。

B&W「706 S2」の正確な仕様などは公式サイトでご確認ください。

個人的に初の高級スピーカー「706 S2」が自宅に到着!

【B&W 706 S2 レビュー】スピーカー「706 S2」が自宅に到着!

B&W 706 S2 開封画像

まずダンボールを開封すると注意書きの紙とバスレフポートに詰めて低音の量を調節するためのスポンジがお目見えしました。

【B&W 706 S2 レビュー】注意書きの紙とバスレフポートに詰めて低音の量を調節するためのスポンジ

こちらは取説です。取説は「705 S2・706 S2・707 S2」共通のようです。

【B&W 706 S2 レビュー】取説は「705 S2・706 S2・707 S2」共通

取説の裏側です。B&Wの正式名称「Bowers & Wilkins」(バウワース アンド ウィルキンス)と書かれています。

【B&W 706 S2 レビュー】B&Wの正式名称「Bowers & Wilkins」

固定されている発泡スチロールを外すとスピーカー2台がお目見えです。

【B&W 706 S2 レビュー】スピーカー2台がお目見え

下側も発泡スチロールでガッチリ固定されていたので、角と角を持って慎重に引っこ抜きました。

【B&W 706 S2 レビュー】箱から出す

スピーカーを出すと前面を保護する薄いプラスチック系の素材とサランネットが付いています。

【B&W 706 S2 レビュー】前面を保護する薄いプラスチック系の素材とサランネット

上部から見るとローズナットカラーの天然の木目が美しいです。

【B&W 706 S2 レビュー】ローズナットカラーの天然の木目が美しい

背面のバスレフポートとスピーカーケーブル用の端子です。

【B&W 706 S2 レビュー】背面のバスレフポートとスピーカーケーブル用の端子

前面はシルバーが印象的です。

高さは約34cm、横幅は約20cm、奥行きは約30cmです。

【B&W 706 S2 レビュー】前面はシルバーが印象的

B&W 706 S2 各部位の拡大画像

25mmのカーボン・ドームツイーターです。正式名称は「デカップルド・カーボン・ドーム・ハイ・フリケンシー」というようです。

【B&W 706 S2 レビュー】25mmのカーボン・ドームツイーター

「コンティニュアム・コーン・ベース」という名前のシルバーカラーが印象的な165mmのウーハーです。

【B&W 706 S2 レビュー】「コンティニュアム・コーン・ベース」165mm

端子はシルバーのメッキですが、ロジウムメッキでしょうか??

【B&W 706 S2 レビュー】端子はシルバーのメッキ

バスレフポートのアップ画像です。

【B&W 706 S2 レビュー】バスレフポートのアップ画像

バスレフポートの中をのぞくと内側からツイーターが見えます。

【B&W 706 S2 レビュー】バスレフポートの中をのぞくと内側からツイーター

バスレフポートに詰めるスポンジは分離できるようになっているので、低音の量を2段階で調整できるようになっています。

【B&W 706 S2 レビュー】バスレフポートに詰めるスポンジは分離できる

高域と低域を繋ぐジャンパープレートもシルバーカラーのメッキでコーティングされています。

【B&W 706 S2 レビュー】ジャンパープレートもシルバーカラーのメッキでコーティング

B&W 706 S2 設置後

この時点の自分のオーディオシステムにそのまま設置してみました。スピーカーの下は6mmの御影石ボード+袋ナット4点です。

【B&W 706 S2 レビュー】そのまま設置

サイドからはこのように見えます。

【B&W 706 S2 レビュー】サイドから

この画像のスピーカーケーブルはZONOTONE(ゾノトーン)の「6NSP-1500 Meister」(高域)と「6NSP-Granster 2200α」(低域)です。

【B&W 706 S2 レビュー】スピーカーケーブルはZONOTONE

B&W 706 S2自宅で初の音出し!

B&W「CM5 S2」の後継機にあたる「706 S2」を早速聴いてみました!

最初は前のスピーカーとの違いが際立つように直前まで長いこと聴いていた中華中心の構成↓でそのまま聴いてみます。

  • 「PC(M.2 SSDのゲーミングPC [OMEN])」
  • →「HUD-mini(DDCとして使用)」
  • →「DAC-01A(中華真空管DAC)」
  • →「低域(真空管出力):SMSL SA-80」
  • →「高域:TEAC A-R630MKII」

※低域がデジタルアンプで高域がアナログアンプですが、SA-80はデジアンらしからぬ音で、さらにDAC-01Aによる真空管出力なのでより一層アナログっぽい音になっています。

この時のケーブル類はベルデンの自作中心です。

再生プレーヤーはfoobar2000(WASAPI)で、音源はボン・ジョヴィ「This House Is Not For Sale (Deluxe)」「New Jersey(Deluxe Edition)」の購入したハイレゾ音源(24/96)と、メタリカ「ガレージ・インク」のCDを24/96にハイレゾ化した音源を中心に聴いています。

B&W 706 S2の音質の第一印象

  • 高音がシャンシャン、シャカシャカ、シャリシャリ
  • 低音が緩い
  • 乾いたような音
  • 音に厚みがない(全く同じ機材とセッティングでの上海問屋の1本1万円のスピーカーより厚みがない)
  • ボーカルが全く前に出てこない(歌手が1.5m~2m先で歌ってる感じ)
  • ロックを聴いた自分の感覚的には高音は最初から刺さらない(B&Wのスピーカーは高音が鋭いというレビューをよく見かけたので意外でした)
  • 刺激は少ない音といった印象
  • 全体的に優等生といった感じ

「706 S2」を聴いた第一印象を自分が聴いてきたイヤホンで例えると、ボン・ジョヴィやメタリカを低音が多いダイナミック型イヤホン「Miles Davis Tribute MH MLD IE」ばかりで聴いていて、初めてBA型のイヤホン「Creative Aurvana In-Ear 3」を聴いた時の感覚に似ています。

BA型のイヤホンは音がすごく軽く感じられ、シャカシャカと大げさに表現するとラジカセのような印象でした。「706 S2」の高音の鳴り方はその感覚に少し似ていました。

上海問屋のスピーカーで感じたギターの熱い粘りっこさは無く、乾いたような音がします。

※自分はクラシックやオーケストラを全く聴かないタイプですが、後に勉強も兼ねて映画音楽のハイレゾ音源(24/192)「ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション・プレミアム」を聴いたところロックやR&Bでは感じない高音の刺さりと聴き疲れを感じました。ですので初期状態(エージングなし)でオーケストラを聴いていたら高音がもっと刺さるように感じたと思われます。

20時間過ぎから明らかに音の鮮度がアップ!

鳴らし始めて20時間が過ぎたあたりで音の鮮度が明らかに上がっていることに気付きました。

「706 S2」の説明書にも最低限のエージングとして「15時間は鳴らして」と書いてあるので、正にドンピシャな感じです。

B&W 706 S2 を50時間以上鳴らした後の音質レビュー

50時間以上鳴らした「706 S2」の高音は最初より落ち着き、厚みも最初の印象よりはかなり出ています。

高音のシャカシャカとした印象はそれほど変わっていません。

706 S2はボーカル(音声)が全く前に出てこない

ロック好きとしては最初この点が一番引っかかったのですが、ボーカルがかなり引っ込んで離れた位置から聴こえます。

購入前に見たレビューでのB&Wのイメージは

  • 解像度が高い
  • 寒色系
  • 無機質な音(モニター系)
  • 鋭い高音・緩い低音・引っ込んだ中音が特徴
  • クラシック向き

といったイメージを持っていたのでボーカルが前に出てこないことは想定していましたが、自宅で実際に聴いた706 S2は想定以上にボーカルが遠い印象でした。

引っ込んでいると言っても他の楽器の音に埋もれている訳ではなく、第一印象と同じく自分の1.5m~2m先でボンジョビが歌っている感覚です。

※自分のオーディオ環境はデスクトップオーディオに近い形でスピーカー間は1.4mでスピーカーから耳までの距離は1.2~1.5mほどの三角形ですが、歌声はスピーカーとスピーカーの中間のやや後方から聴こえてきます。

706 S2 はバスレフポートから緩く遅い低音がかなり出る

706 S2は中華デジアン(SMSL SA-80)ではバスレフから出る低音がもわ~んとゆる~く部屋を漂い音楽全体から外れてしまっている感覚です。

706 S2の低音は量が多く緩く遅い印象です。

※同条件で聴いた上海問屋の1本1万円のスピーカーと比較しても低音(特にバスドラの締まり)が緩く感じます。

706 S2 は高音の伸びが気持ちいい

B&Wのスピーカーは高域の伸びが鋭いため、ハマらない人には痛く聴くに堪えない高音で、ハマる人には堪らなく気持ちいい高域という印象ですが、自分はどうやらハマるタイプだったみたいです。

706 S2の高域はスーっと伸び切り凄く気持ちいい高音に感じます。

706 S2 は解像度が高く寒色ゆえに音粒のバラバラ感を感じる

706 S2は解像度(音の分離感や音数の多さ)は凄く高いと感じます。

しかし音の粒と音の粒が離れ離れにあちこちに向かってバラバラに鳴っているといった印象です。

706 S2は寒色系ということも相まって、まとまりがない無機質な音がただ鳴っているとさえ感じられる時があります。

しかし同時期に購入したKT88プッシュプルの真空管アンプで鳴らした706 S2の音は全くの別の音に変貌しています。

KT88真空管アンプで706 S2が化けた!

706 S2と時を同じくして購入したKT88プッシュプルの真空管アンプCAV「T-88a」によって706 S2特有の音粒のバラバラ感が病みつきになる強烈な音に変貌しています。

この音についてはCAV「T-88a」のレビュー記事で詳しく書いていますが、ここでも簡単に表現しますと、CAV「T-88a」で鳴らす「706 S2」の音は、音粒のバラバラ感はそのままに、音の粒と粒の間を粘りっこいエネルギーが繋いでいるかのような密度の高い不思議な、そして物凄く気持ちいい音に変貌しました。

個人的には真空管特有の熱い粘りっこさや躍動感が好きで、おそらくB&Wの音の傾向も好きなため「KT88+706 S2」の音色が気持ちいいと感じるんだと思います。※B&Wの音が好きではない方はノイジーな騒がしい音と感じそうな独特な音です。

しかし、そんな706 S2も購入から1カ月も経たないうちに旅立つことになりました。

B&W 706 S2 さよなら

50時間ほど聴いた後、B&W 706 S2が早くも旅立つことになりました。

購入からわずか1カ月未満で手放す理由はCAV「T-88a」で鳴らした「706 S2」がとてつもなく気持ちいい音だったため自分はB&Wの音が好きに違いないと確信し上位シリーズが欲しくなってしまったからです(爆)

正直、B&W 706 S2で普通に満足していたので当面買い替える気はなかったのですがメチャクチャ綺麗な805Dの中古を見つけてしまい、中古とはいえ2倍の値段がする805Dは「どんだけ気持ちのいい音がするんだ!?」と、いい音への欲望に火が付いてしまいました(笑)

706 S2は本当に十分満足で気持ちのいい病みつきになるメタリカやボンジョビを聴かせてくれたので、万が一805Dが満足いく音じゃなかったら、ちょんまげ付きの705 S2へ戻るつもりです。

次の記事では、そんな706 S2を変貌させたCAV「T-88a」のレビューを書いてみます。

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