今回は、超絶クリアな音が特徴の平面駆動型ヘッドホン MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 のレビュー記事をご紹介します。
※このページの情報は執筆時かつ、一般人の筆者の主観的レビューになります。
Contents
Campfire Audio CASCADE の主な仕様
- メーカー:MrSpeakers (ミスタースピーカーズ)
- メーカーの国:アメリカ
- 発売時期:2018年
- 定価or初期価格帯:23万円前後
- 実売価格帯:23万円前後
- 開放型or密閉型:密閉型
- 駆動方式:平面駆動型
- インピーダンス:23Ω
- 音圧感度:92dB/mW
※インピーダンスが高く 音圧感度が低いほど、鳴らしにくい(アンプ食い)です。逆にインピーダンスが低く 音圧感度が高いほど、ホワイトノイズ等 上流機器のノイズが聴こえやすくなります。
- ケーブルの有無:有線
- ケーブルの長さ:1.8m
- ケーブルの脱着:可能
- 重量:430g
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 の音質評価(五つ星制)
解像度:☆☆☆☆☆
クリア感:☆☆☆☆☆
音圧・力強さ:☆☆☆
スピード感:☆☆☆
艶・色気:☆☆☆
音の暖かさ:☆☆☆
音場の広さ:☆☆☆☆
音量の取れやすさ:☆
サタ行の質感:☆☆☆☆
※サタ行の質感は☆が多いほど刺さらないという評価です。
高音の音質:☆☆☆☆☆
高音の伸び:☆☆☆☆☆
中音の音質:☆☆☆☆☆
ボーカル:☆☆☆☆☆
低音の音質:☆☆☆☆☆
低音の締まり:☆☆☆☆☆
高音の量:☆☆☆☆
中音の量:☆☆☆☆
低音の量:☆☆☆☆
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 の音質以外の評価(五つ星制)
側圧の適度さ:☆☆☆☆☆
装着感(耳):☆☆☆☆☆
装着感(頭頂部):☆☆☆☆
メガネのつる耐性:☆☆☆☆☆
※上記4項目は☆が多いほど長時間聴いても痛くならない、疲れないという評価です。
音の遮断性:☆☆☆☆☆
音漏れ:☆☆☆☆
携帯性:☆
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 の音質の特徴
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 は物凄い高い解像度と、凄まじくクリアな音が特徴の平面駆動型ヘッドホンです。
音域のバランス的にはフラットですが、ダイナミック型の鳴り方と比較すると低音のアタック感は弱めに感じます。
解像度は高中低 全域に渡って物凄く高いです。しかし解像度が物凄く高いといってもモニターヘッドホンでよくある剥き出しの無機質な音とは、全く違って、音に品がある感覚です。(言葉で表現するのは難しいです)
そして宇宙空間のような、無菌のクリアな空間の背景に漆黒の静寂を感じます。
目を閉じてクラシックを聴くと、異次元の空間にトリップした感覚になります。
マイルス・デイビスのトランペットを聴くと、ちょっと品が良すぎるんですが、全く刺さらず美しく滑らかに伸び切ります。
ボーカル曲も生々しいながらも総じて品がよく、クリアな美音系に聴こえます。
ロックは泥臭いガッツやアグレッシブさは控えめですが、キレよくドラムもピタッと制動されて、全ての音が完璧にコントロールされているような正確さを感じます。
ETHER C Flow 1.1 の外観
ETHER C Flow 1.1 の外観はボディーの質感の高さがハンパではないです。外装や付属品はアメリカらしく、さほど高級感はないのですが、まずカーボンハウジングの美しさが目を引きます。
ニッケル・チタン合金製バンドワイヤも簡単に折れてしまいそうな細さにも関わらず柔軟性が凄く高く、パーツ一つ一つに高級感を感じます。
イタリアン・レザーとマイクロスエード製のヘッドバンドは思いのほか柔らかく、沈み込むような装着感で日本人の筆者の頭にもピッタリとフィットします。
ラム・レザー製イヤーパッドはサイズが大きく、形も独特で耳が完全に中に納まり、頬のかなりの面積にまでイヤーパッドが触れるような感触があります。
厚みもあり柔らかいため、筆者はメガネ着用ですが、メガネのツルの不快感が全くありません。
本体は大きく、重量は430gと軽くはないですが、上述のように装着感が抜群ということもあり、体感的には凄く軽く感じ、長時間視聴も快適です。
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 のマイナスになりうる要素
- 平面駆動ドライバのため、ダイナミック型よりアタック感が弱め
- 音圧感度が92dBと低いため結構鳴らしにくい
- リケーブルも可能だけどコネクタは特殊
MrSpeakers ETHERシリーズ のコネクタ(アフィリリンクではありません)
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 のまとめ
MrSpeakers ETHER C Flow 1.1 の特徴まとめ
- 超絶クリアで超絶高解像
- 空間表現も秀逸
- 制動された低域が至高
- 品よく伸び切る中高域も極上
- (メガネ含めて)装着感が至福
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