本日は、まったり系ヘッドホンの名機 SENNHEISER HD650 のレビュー記事をご案内します。
※このページの情報は執筆時かつ、一般人の筆者の主観的レビューになります。
Contents
SENNHEISER HD650 の主な仕様
- メーカー:SENNHEISER (ゼンハイザー)
- メーカーの国:ドイツ
- 発売時期:2003年
- 定価or初期価格帯:6万円前後
- 実売価格帯:4万5千円~5万円
- 開放型or密閉型:開放型
- 駆動方式:ダイナミック型
- インピーダンス:300Ω
- 音圧感度:103dB/mW
※インピーダンスが高く 音圧感度が低いほど、鳴らしにくい(アンプ食い)です。逆にインピーダンスが低く 音圧感度が高いほど、ホワイトノイズ等 上流機器のノイズが聴こえやすくなります。
- ケーブルの有無:有線
- ケーブルの長さ:3m
- ケーブルの脱着:可能
- 重量:260g
SENNHEISER HD650 の音質評価(五つ星制)
解像度:☆☆☆☆
クリア感:☆☆
音圧・力強さ:☆☆☆
スピード感:☆☆
艶・色気:☆☆☆
音の暖かさ:☆☆☆☆
音場の広さ:☆☆☆☆
音量の取れやすさ:☆☆
サタ行の質感:☆☆☆☆☆
※サタ行の質感は☆が多いほど刺さらないという評価です。
高音の音質:☆☆☆☆
高音の伸び:☆☆☆
中音の音質:☆☆☆☆
ボーカル:☆☆☆
低音の音質:☆☆☆☆
低音の締まり:☆☆
高音の量:☆☆☆
中音の量:☆☆☆
低音の量:☆☆☆☆☆
SENNHEISER HD650 の音質以外の評価(五つ星制)
側圧の適度さ:☆☆☆
装着感(耳):☆☆☆
装着感(頭頂部):☆☆☆☆
メガネのつる耐性:☆☆☆
※上記4項目は☆が多いほど長時間聴いても痛くならない、疲れないという評価です。
音の遮断性:☆
音漏れ:☆
携帯性:☆☆
SENNHEISER HD650 の音質の特徴
SENNHEISER HD650 を一言でいうと「雄大で大らかな音色」といった印象です。
豊かな低音に支えられた極上のリラックスサウンドを奏でてくれます。
大らかなリラックスサウンドというと解像度が低いように思えますが、HD650に関してはそんな印象はなく、十分に解像度は高いものの、全く痛い音がしないように、絶妙なチューニングが施されているように思います。ゼンハイザーの妙といった感じです。
個人的にはリラックス系ヘッドホンの名機の中の名機だと思っています。
HD650のリケーブル
上記の印象ではロックなど激しい音楽には向かないように思えますが、HD650はポテンシャルが凄いようで、リケーブルによって結構化けます。
8N occ 純銅線で自作したケーブルでロックを聴くと解像度の向上+荒々しさが出て抜群に気持ちよく聴くけます。
MOGAMI 2944のリケーブルですと、8N occ 純銅線よりは品がよく、純正よりは解像度が高く、バランスが絶妙な印象です。
SENNHEISER HD650 のマイナスになりうる要素
- ゆったりな音色かつ低音が凄く多いため、好みが対極の場合は要注意なヘッドホン
- 音源や上流機器によっては低音が緩くなり、解像度も本来のポテンシャルを発揮できない
SENNHEISER HD650 のおすすめ度&まとめ
SENNHEISER HD650 のオススメ度:☆☆☆☆☆
SENNHEISER HD650は大らかなリラックス系のサウンドが好きな方にオススメです。
ポテンシャルが高くリケーブルで化けるので、リラックス系のサウンドが特別好きではなくても1本持っておくと色々楽しめるヘッドホンだと思っています。
SENNHEISER HD650 の特徴まとめ
- 豊かな低音が土台のリラックスサウンド
- 刺さり皆無の優しい音色
- 側圧は強めだけど、装着感はいい
- リケーブルでの音の変化が大きい
- ゼンハイザーの名機の一つ
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