今回は、アメリカShure社の躍動感ある音が魅力のモニターヘッドホン SRH1540 のレビュー記事になります。
※このページの情報は執筆時かつ、一般人の筆者の主観的レビューになります。
Contents
Shure SRH1540 の主な仕様
- メーカー:Shure (シュア)
- メーカーの国:アメリカ
- 発売時期:2013年
- 定価or初期値:6万円前後
- 実売価格帯:4万5千円~5万円
- 開放型or密閉型:密閉型
- 駆動方式:ダイナミック型
- インピーダンス:46Ω
- 音圧感度:99dB/mW
※インピーダンスが高く 音圧感度が低いほど、鳴らしにくい(アンプ食い)です。逆にインピーダンスが低く 音圧感度が高いほど、ホワイトノイズ等 上流機器のノイズが聴こえやすくなります。
- ケーブルの有無:有線
- ケーブルの長さ:1.83m
- ケーブルの脱着:可能
- 重量:286g
Shure SRH1540 の音質評価(五つ星制)
解像度:☆☆☆☆
クリア感:☆☆☆
音圧・力強さ:☆☆☆☆
スピード感:☆☆☆
艶・色気:☆☆
音の暖かさ:☆☆☆
音場の広さ:☆☆☆
音量の取れやすさ:☆☆
サタ行の質感:☆☆☆☆
※サタ行の質感は☆が多いほど刺さらないという評価です。
高音の音質:☆☆☆☆
高音の伸び:☆☆☆☆
中音の音質:☆☆☆☆☆
ボーカル:☆☆☆☆
低音の音質:☆☆☆☆
低音の締まり:☆☆☆
高音の量:☆☆☆☆
中音の量:☆☆☆☆
低音の量:☆☆☆☆
Shure SRH1540 の音質以外の評価(五つ星制)
側圧の適度さ:☆☆☆☆☆
装着感(耳):☆☆☆☆☆
装着感(頭頂部):☆☆☆☆
メガネのつる耐性:☆☆☆☆☆
※上記4項目は☆が多いほど長時間聴いても痛くならない、疲れないという評価です。
音の遮断性:☆☆☆
音漏れ:☆☆☆
携帯性:☆
Shure SRH1540 の音質の特徴
Shure SRH1540 はモニターヘッドホンですが、優しさを感じる音色です。
SONY Z1000などは、剥き出しの音という感じですが、SRH1540は1枚オブラートが掛かったような感じで、やや低音が多いこともあり、リスニングヘッドホン的な聴きやすさを感じます。
オブラートが掛かったといっても解像度が低いというわけではなく、(超絶高解像というわけではないですが) 十分に高いと感じます。
低音は弾力があり、量感や厚みもしっかりとあります。
高音はズバ抜けて伸びがいいとか、キラキラしているとかは感じないですが、解像度は十分高く、痛さや聴き疲れは全然ありません。
中域は、ボーカルは結構前に出てくる感じがします。ギターは厚みや躍動感も感じられる鳴り方でかなり気持ちいいサウンドです。
モニターヘッドホンにありがちな冷めた感じの淡々とした音ではなく、音圧やパンチも割とあるので、アグレッシブな曲も余裕で鳴らしきる感覚です。
Shure SRH1540 のマイナスになりうる要素
- 超絶高解像度を期待するとガッカリするかもしれない
- 音源や上流機器によっては全体的にやや籠って聴こえる
- リケーブル可能だけどコネクタは特殊
Shure SRH1540 のおすすめ度&まとめ
Shure SRH1540 のオススメ度:☆☆☆☆☆
Shure SRH1540はモニターヘッドホンとはいっても、やや有機的な音がするので、オールマイティーなリスニングヘッドホンとして十分にオススメできます。
個人的にはSRH1540は一聴した時の印象よりも、聴けば聴くほどジワジワと良いヘッドホンだな~と、毎回聴くたびに思ってます。
メガネのツルを物ともしない装着感もかなり極上です。
Shure SRH1540 の特徴まとめ
- 音・装着感ともに優しさを感じる
- 解像度は十分高い
- 痛い音はせず、聴き疲れしない
- 低音は弾力や躍動感を感じる
- 厚みのあるギターサウンドが最高
- メガネのツルに優しい装着感
- リケーブルで音の変化を楽しめる (結構変化します)
- ハイレベルなオールマイティーヘッドホン
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