本日は、デザインが芸術的なスタジオヘッドホンの名機 TAGO STUDIO T3-01 のレビュー記事をご案内します。
※このページの情報は執筆時かつ、一般人の筆者の主観的レビューになります。
Contents
TAGO STUDIO T3-01 の主な仕様
- メーカー:TOKUMI
- メーカーの国:日本
- 発売時期:2017年
- 定価or初期価格帯:6万円前後(税抜5万4千円)
- 実売価格帯:6万円前後
- 開放型or密閉型:密閉型
- 駆動方式:ダイナミック型
- インピーダンス:70Ω
- 音圧感度:100dB/mW
※インピーダンスが高く 音圧感度が低いほど、鳴らしにくい(アンプ食い)です。逆にインピーダンスが低く 音圧感度が高いほど、ホワイトノイズ等 上流機器のノイズが聴こえやすくなります。
- ケーブルの有無:有線
- ケーブルの長さ:1.8m
- ケーブルの脱着:可能
- 重量:321g
TAGO STUDIO T3-01 の音質評価(五つ星制)
解像度:☆☆☆☆
クリア感:☆☆☆☆
音圧・力強さ:☆☆
スピード感:☆☆☆
艶・色気:☆☆☆
音の暖かさ:☆☆
音場の広さ:☆☆☆
音量の取れやすさ:☆☆☆
サタ行の質感:☆☆☆☆
※サタ行の質感は☆が多いほど刺さらないという評価です。
高音の音質:☆☆☆☆
高音の伸び:☆☆☆
中音の音質:☆☆☆☆
ボーカル:☆☆☆☆
低音の音質:☆☆☆☆
低音の締まり:☆☆☆☆
高音の量:☆☆☆
中音の量:☆☆☆
低音の量:☆☆☆
TAGO STUDIO T3-01 の音質以外の評価(五つ星制)
側圧の適度さ:☆☆☆
装着感(耳):☆☆
装着感(頭頂部):☆☆☆
メガネのつる耐性:☆☆
※上記4項目は☆が多いほど長時間聴いても痛くならない、疲れないという評価です。
音の遮断性:☆☆☆
音漏れ:☆☆☆
携帯性:☆☆
TAGO STUDIO T3-01 の音質の特徴
TAGO STUDIO T3-01 は木のハウジングから艶のある暖かい音かと思いきやスッキリとした高解像サウンドでした。(スタジオヘッドホンなので当たり前でしたね)
個性的な外観とは裏腹に、音に突出した演出はなく、音域もフラットで、ナチュラルかつハイクオリティーな優等生といった印象です。
低音はタイトですが、リズミカルに小気味よいドラムが気持ちよく鳴ります。
高音は、伸び切る高音というわけではないですが、シンバルの音が輪郭までしっかりと聴こえます。
特筆すべきはボーカルで、モニターヘッドホンでありがちな乾いた艶が全くないボーカルと違い、独特な潤いや響きがあり、ナチュラルかつ美しい歌声を聴かせてくれます。
TAGO STUDIO T3-01の国産の楓材ハウジングはオーディオテクニカの光沢のある感じとは違い、ナチュラル系な木という感じで、個人的には気に入っています。
TAGO STUDIO T3-01は、2万円以下の価格帯とは一線を画すモニターサウンドを聴きたい方にオススメです。
TAGO STUDIO T3-01 のマイナスになりうる要素
- 音はバランスがいいがゆえに、突出した個性はない
- 上流機器によっては低音が軽くなる
- 音源や上流機器によってはやや味気なく聴こえる
- 耳の収まりがドンピシャ時以外は割と短時間でやや耳たぶが痛くなる
TAGO STUDIO T3-01 のまとめ
TAGO STUDIO T3-01 の特徴まとめ
- 高解像かつ独特の響きが美しい
- ハイレベルなモニターサウンド
- 一目でT3-01と分かる芸術的なデザイン
- リケーブルで音の変化を楽しめる
- 安心・信頼の国産
- ヘッドホンの域を超えて美術工芸品と思えてくる
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